本場大島紬 菊花菱紋

大島紬は、優雅に輝く表面の質感 しかも軽く、着心地が快適です。

また、着れば着るほど体になじんでいくのも長所で、そのため着くずれしにくい着物として知られています。大島紬は生地に裏表がなくて丈夫で、しわになりにくく、長く着られます。親から子、孫へと受け継いでいる家も少なくありません。

大島紬の色は「テーチ木(シャリンバイ)」という奄美エリアに生えている植物の煎汁液と鉄分を含む泥土によって生み出されています。こげ茶の有機的な色合いが人気です。

そのうえで、手織りする伝統的な技法が守られてきました。大島紬の初期は、くず繭や真綿などを紡いだ糸によって製造されていました。しかし、生産規模が広がっていく中で、大正の間にはほとんど全ての製品が絹糸で作られるようになります。そのため、さらさらとした手触りが着る人に心地いい感覚を与えています。

趣味の場、観劇や外食など、高級感があるにもかかわらず、気軽に着られるのは大島紬の魅力のひとつです。


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